2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧
マオリ語の講師・ヘミのおかげで、職場から持参した私のラップトップは、すでにマオリ語を喋るようになっている。マオリ語の長母音で、あらためて割り当てなくてはいけない文字は、小文字も入れて次の10個。 Ā、Ē、Ī、Ō、Ū (ā、ē、ī、ō、ūは、小文字の表記)…
マオリ語では、「テナークェ」というのが、フォーマルな挨拶だ。これを「テナークェ」で返す。よく知られている「キヨラ」は、挨拶としては多少インフォーマルで軽い表現であると教えられた。 マオリは、年上・年下の年齢を大事にする。朝鮮・日本は儒教の精…
マオリ語のテープを聞き続けているが、まさにマオリ語の洪水。イギリス語による説明はわかるが、マオリ語はちんぷんかんぷん。イギリス語って、なんて簡単なコトバだったんだろうと思えるから身勝手なものである。イギリス語を使ってフランス語を習うと、フ…
この映画の中でパイ(Pai)という少女を演じたケイシャ=キャッスル=ヒューズ(Keisha Castle-Hughes)は、この映画出演の時は、ほんの11歳の少女で、この映画出演まで演技の経験は全くなく、何千人もの生徒から選ばれたということは、すでに日本で聞いて私は知…
ところで、このファンガラー(Whangara)という地名だが、私の愛読書のひとつであるロンリープラネット旅行ガイド「ニュージーランド」で調べてみると、ファンガラーについては、小見出しすらなく、その情報は、ほんの数行しか記されていない。ウィティ=イヒ…
ワイカトタイムズを眺めていたら、東京は恵比寿でパートナーと一緒に観た「クジラの島の少女 [DVD]」(”Whale Rider(2003)”)という映画が、「流行の波に乗る/ファンガラからオスカーへ」(Riding the wave/ From Whangara to the Oscars)という表題とともに、…
インフレーターで膨らませて使うイカダをエジキムの住民が購入できたので、そのイカダを使ってなんとか自分達の家にたどり着き、結婚式のときの写真を取り戻すことができたという話をニュースとして報じている。 「テレビなどの品物じゃなくて、結婚式の時の…
被災地の場所は、私のいるハミルトンから東へ145キロくらいだろうか。北島のベイオブプレンティ(Bay of Plenty)に、ファカターニ(Whakane)という街がある。このファカターニの西南にエジキム(Edgecumbe)という町があって、そこの洪水被害者たちの避難中に、…
ヘレン=クラーク首相のコメントを読むと、こうした昨今の引き続く被害は、偶然とみるべきではなく、異常気象の現象と見るべきで警戒しないといけないと言っている。さらに首相のコメントは続くのだが、ここの首相は、きちんと真面目に仕事をしているという…
ここ数日、テレビでもワイカトタイムズ(Waikato Times)でも、連日報道しているニュースが、洪水による被害である。 ニュージーランドは、平地が多く、洪水の被害は少なくないという。50年くらいの視野でみると、今回の洪水は、最悪の大洪水らしいが、この2月…
昨日の日記で書いた内容の続きだが、マオリ語のクラス仲間では、おそらく私が一番マオリ語の語彙が少ないだろう。けれども時間をかけるならば、文法的にたどったり、辞書を丹念に引いたりして、たとえ学ぶ速度は遅くても、なんとかやれる自信はある。だけれ…
マオリ語の授業は、すでにマオリ語の日常会話に移っているのだが、進むスピードがどんどん速くなってきたようだ。マオリ語の語彙は全くゼロなので、ホワイトボードで講師のヘミが紹介する単語が累積的に増えてきている。全く頭にとどまっていないので、マオ…
言語学習を山登りにたとえることは、それはあまり論理的とはいえないかもしれないけれど、山の頂上に到着するためには、いかなる道具も使っていいし、何をしても、何を選んでも構わない。このように考えると、外国語を教えるにあたって、学習者の条件を考え…
文法とは何か。外国語を学ぶのに文法って必要なのか。仮に必要だとして、どのレベルの学習者に、どの程度、教える必要があるのか。そんなテーマが一週間前に応用言語学の宿題として与えられた。 バス停でバスを待つ間にメモ書きして、自室に帰って、いきなり…
さて、オールブラックスである。アレックスもジュディも、もちろんオールブラックスのファンである。彼らに付き合ってオールブラックスの試合をテレビで観るのは、これで私も二回目になる。 サモア出身で、ドレッドヘアー(dread locks)のオールブラックスの…
ラグビーを楽しむ前に、まずは夕食だ。 その夕食の前には、いつものようにチーズやクラッカーが出てきて、ビールなどを飲むのがアレックスの家庭の定番である。私もおつき合いする。今日は、ブルーチーズとカマンベールチーズ、そして日本のおせんべが用意さ…
今日は日曜日。遊びに行ったり、何もしないのが、ニュージーランド流だが、日記だけは毎日更新が基本と決めたので、何か書くことにしよう。 日本にいるときは、大リーグの野球以外、スポーツ観戦をほとんどしない私だが、ニュージーランドは、ラグビーがなん…
土曜日に大学の授業はない。ただ、図書館はやっているというので出かけてみた。なるほど、いつも駐車スペースを探すのに大変なほど込んでいる駐車場ががらがらである。カフェや学内のショップも閉店である。図書館だって、いつもは賑わっているのに、20名く…
大学に行けば、インターネット環境があり、全く問題がないのだが、さらに自宅でもアクセスできれば、それなりに便利だ。私は、業務用のラップトップを職場から持参してきたのだが、それに内蔵モデムをつけてきていた。モジュラージャックは、ニュージーラン…
「それにしても、どうして日本人は、子どもに失敗をさせないのか」と、彼女は不思議がった。ホームステイに関しては日本の保護者がかなり口うるさく言うらしい。わざわざ海外まで子どもを出して、「冒険」させて、それでも最後は「安全」を確保したいという…
一昨日、語学学校で働く幸子さんを訪ねた。すでに書いたように、彼女とのメールのやりとりがなければ、おそらく私はワイカト大学には来ていなかっただろう。ニュージーランド大使館でのビザ発行のやりとりと、ワイカト大学の事務の遅さについて、私には書く…
そのマオリ語学習だが、昨日、ラボに行き、テープの使い方をスタッフから習って、使ってみたのだが、このラボはなかなか使い勝手がいい。テープは、ワイカト大学の自前の教材のようだ。テープには母語話者のモデルが入っているのだが、自分の声は、違うトラ…
彼女のこうした見解は、ごくごく普通のものなのかもしれない。 現在、ニュージーランドの小学校では、マオリ語がカリキュラムとして学ばれているけれど、ジュディは、これは問題ないと言った*1。「だけれど、ニュージーランドでは、英語なのよ」とジュディは…
昨日の朝食の際に、ジュディと食事をしながら、ニュージーランドの政党について少し聞いた。 ニュージーランドの現首相は女性のヘレン=クラークである。現在のニュージーランドの政党で、大きい政党は、ナショナルパーティと労働党だ。ヘレン=クラークは、こ…
日本の英語教育は、明治時代と比べてみても、英語圏のことを体験的によく知らない私*1のような日本人教師だけで授業をやってきた時期が戦後は長く、私が働いている高校でも、ようやくこの10年以上ほど前から、オーラルコミュニケーションの授業などに限って…
ところで、大変不思議なことなのだが、何故、マオリ語の初級クラスに、これほどマオリが多いのだろうか。日本人である私やハワイから来た若い女性のアリス(仮名)など、外国人の方が生徒としては圧倒的に少ない。 隣に座っているマオリのホアニに聞いてみる…
ついでに言うと、以上のような指導体制がしっかりしていれば、例えば、文法を教え、翻訳しながら指導するという例の伝統的指導方法であるグラマートランスレーションメソッドでも、私は全く問題ないのではないかと思う。告白すると、基本的に私はグラマート…
月曜日の応用言語学の授業での問題提起は、文法は外国語の言語習得に必要か否か、必要なら、どの時期にどの程度、教えるべきかというようなことだったが、これに答えるのに、マオリ語の授業での経験が役立ちそうだ。 マオリ語という全く新しい言語を今週2回…
A4版くらいの大きさで、LANへのつなぎ方のマニュアルが図書館の机に貼ってある。ネットワークポートがあって、IPアドレスを「自動で設定する」にして、DHCPを使えるようにすれば、ワイカトネットワークに入れますと書いてある。 自分でプロキシーの設定をし…
この一週間を振り返ってみると、生活面では、何と言ってもエフトポスが使えるようになったことが大きい。どこでも買い物をする際に、「cheque(小切手)」「PIN(暗唱番号)」「enter(入力)」で、支払いができるのだ。さらに学生としては、何と言っても学…