マオリ

最後はヘイティキまかせ

マオリの首飾りに、ヘイティキ(hei tiki)と呼ばれるものがある。このヘイティキは人々と土地、そして祖先を結びつけるシンボルになっている。たしか、ヘイティキは、コトバもつかさどっているはずだ。アクセサリーなど、一切身につける習慣のない私のこと。…

朝のスパに入りながら暗唱文を覚えた

さて、今日はマオリ語の口頭発表の試験。簡単な自己紹介・家族紹介をマオリ語でやることになる。メモを見てはいけないので大変だ。 ところで、コトバの学習というのは、ながら勉強がいいみたいだ。だから、歩きながら覚えたものをブツブツ話してみるとか、家…

明日、マオリ語による自己紹介の口頭発表がある

明日のマオリ語のチュートリアルでの口頭発表で、以下の内容を発表しようと思っている。Tēnā koe, Fred.(「こんにちは、フレッド」) Tēnā koutou, katoa.(「みなさん、こんにちは」) Ko ○○ taku ingoa. (「私の名前は○○です」) Ko ○○ taku ingoa whāna…

マオリの学生の文法力と語彙力

マオリ語は週2回の授業で、1回が2時間だから、合計週4時間。それに30分ほどのチュートリアルという質問・相談時間があるけれど、私は応用言語学とCALLもやらなきゃならない上に、ロトルアに旅行に行ったりしているから、努力はしているけれど、相変わらずマ…

マオリ語の授業は容赦なくすすむ

この前のマオリ語の授業では、次のような内容をやった。 「カイテ ハエレ クエ キーヒア」(Kei te haere koe ki hea?)「=(あなたは)どちらへ行くのですか」 「キテ ターオネ」(Ki te tāone.)「=タウン(町)に行きます」 「キテ アハ」(Ki te aha?)「=…

マオリ語の宿題は25点中23点

かなり手伝ってもらったので、マオリ語の宿題は、なんとか合格点がもらえたようだ。ただ、今週の金曜日に、マオリ語で家族紹介をしないといけない。今回は、メモを見るわけにいかないので、発表内容を丸暗記しないといけない。 ただ、幸運なことに、今週木曜…

マオリは結構シーフードを食べるようだ

昼飯を食べに大学のカフェに行ったら、先日洪水で大変だったファカターニ出身のホアニを見かけたので、昼飯を食いながらホアニと話をした。ホアニはマオリ語のクラスメートで、前にも書いたように、マオリ語講座には80%以上くらいがマオリという構成で、彼…

何度も聞いているとマオリ語の数も頭に残ってくる

ロトルア(Rotorua)という有名な観光地が北島にあって多くの日本人が出かけていると思うが、このロトルアのルアとは、数字の「2」をあらわすルアから来ている*1。 またマオリ語の発音のことだが、例の漢字を当てはめてみると、「6」は、「小野」。「8」は…

この前の前の授業では数を習った

実際のマオリ語の授業はもっと進んでいるのだが、この前は数をやった。 次がマオリ語の数え方だ。どの言語もそうだけど、マオリ語も体系的だ。 1 tahi/kotahi(タヒ、コタヒ) 2 rua(ルア) 3 toru(トル) 4 whā(ファー) 5 rima(リマ) 6 ono(オノ) …

マオリ関連のCDを二枚購入した

CDショップでは、私が気になった歌手フィリマコ=ブラック(whirimako black)の「タンギハク」(tangihaku)*1と、マオリ語のヘミから推薦をされていた男性歌手のものを買ってみた。ルイアとラネア(Ruia & Ramea)の「ボブマーリーの唄」(Waiata of Bob Marley)…

映画「クジラの島の少女」

音楽について聞いたついでに「クジラの島の少女」はどう評価するかと講師ヘミに聞いてみたのだが、彼によれば「すごい」(awesome)という評価がメールで返ってきた。 このニュージーランド映画「クジラの島の少女」については前にも書いたが、私がマオリ文化…

フィリマコ=ブラックのCD

マオリ学部の建物の1階に、課題の提出箱がある。これまで習った事項についての簡単な、といっても私にとっては大変にむずかしいのだが、課題が出ていた。昨日、なんとかその課題を仕上げて提出しに行った際に、マオリ学部の建物の中で美しい音楽が流れていた…

チュートリアルの時間

毎週金曜日は、午前中の11時から12時までチュートリアルという時間がある。大抵は1時間もやることはなく、質問がなければ30分から40分ほどで終わってしまう。今日のチュートリアルは、昨日の復習で、カラキア(karakia)のあと、出席が取られ、「います」(I am…

マオリ語の響きを漢字の当て字で書いてみよう

「父親」を意味するマオリ語のマツアは、無理やり日本語で当て字をしてみると「待つわ」「松輪」に聞こえなくもない。「息子」を意味するマオリ語のタマは、「玉」。「娘」のタマヒネは、「玉姫」。「娘」は、コーティロ/コーヒネ(kōtiro/kōhine)ともいうか…

マオリ文化では、家族関係・親族関係が大切

昨日のマオリ語講座の授業は、血縁関係を表わすマオリ語とイギリス語訳を、線で結びつける小テストから始まった。以下がその全問題。 マツア(matua)は、「お父さん」。ファーヤ(whaea)は、「お母さん」のこと。パーパ(pāpā)、マーマ(māmā)とも言うので、日本…

おまけにマオリ語も段々とレベルアップしてきている

さて、マオリ語のクラスだが、こちらは生徒は常時20人くらいだろうか。 ヘミの授業は上手で、繰り返し、段階を上げていく指導で、なかなかいいのだが、問題は、みんなのレベルと私のレベルが違うことだ。まず、学習動機が違うし、文化的な認識もうんと違う。…

初めてマラエに入る

私の持っているマオリ語の辞書によれば、マラエ(marae)とは、”meeting area of whānau or iwi, focal point of settlement, central area of village and its buildings, courtyard”とある。マオリ語の中では、この「種族」「骨」「民族」をあらわす「イウィ…

マラエとは何か

マオリ語の初めの頃の授業で、マオリ文化にとってマラエ(marae)とは極めて重要な場所であると教えられた。ワイカト大学には、構内にマラエがあり、このマラエで本日5回目の授業がおこなわれることになっていた。 ジュディの妹さんキャロライン(仮名)が遊び…

マオリ語クラスにマオリのクラスメートが多いわけ

休憩時間に、いつも隣に座ることになった大男のホアニに、何故マオリ語を習っているのか改めて聞いてみた。ホアニが言うには、70年代以降は、マオリ語のリバイバル運動が盛んになってきたけれども、その前は、文化的にマオリであっても、マオリ語は学校など…

日本人にとってマオリ語の発音は簡単だ

マオリ語の講師・ヘミのおかげで、職場から持参した私のラップトップは、すでにマオリ語を喋るようになっている。マオリ語の長母音で、あらためて割り当てなくてはいけない文字は、小文字も入れて次の10個。 Ā、Ē、Ī、Ō、Ū (ā、ē、ī、ō、ūは、小文字の表記)…

コトバの洪水が過ぎ去って私の頭に残ったいくつかのマオリ語

マオリ語では、「テナークェ」というのが、フォーマルな挨拶だ。これを「テナークェ」で返す。よく知られている「キヨラ」は、挨拶としては多少インフォーマルで軽い表現であると教えられた。 マオリは、年上・年下の年齢を大事にする。朝鮮・日本は儒教の精…

意味もわからずマオリ語に漬かった二週間だった

マオリ語のテープを聞き続けているが、まさにマオリ語の洪水。イギリス語による説明はわかるが、マオリ語はちんぷんかんぷん。イギリス語って、なんて簡単なコトバだったんだろうと思えるから身勝手なものである。イギリス語を使ってフランス語を習うと、フ…

マオリのけなげな少女パイの物語

この映画の中でパイ(Pai)という少女を演じたケイシャ=キャッスル=ヒューズ(Keisha Castle-Hughes)は、この映画出演の時は、ほんの11歳の少女で、この映画出演まで演技の経験は全くなく、何千人もの生徒から選ばれたということは、すでに日本で聞いて私は知…

物語の舞台であるファンガラーという土地柄

ところで、このファンガラー(Whangara)という地名だが、私の愛読書のひとつであるロンリープラネット旅行ガイド「ニュージーランド」で調べてみると、ファンガラーについては、小見出しすらなく、その情報は、ほんの数行しか記されていない。ウィティ=イヒ…

ニュージーランド映画「クジラの島の少女」

ワイカトタイムズを眺めていたら、東京は恵比寿でパートナーと一緒に観た「クジラの島の少女 [DVD]」(”Whale Rider(2003)”)という映画が、「流行の波に乗る/ファンガラからオスカーへ」(Riding the wave/ From Whangara to the Oscars)という表題とともに、…

マオリ語の3回目の授業が終わる

マオリ語の授業は、すでにマオリ語の日常会話に移っているのだが、進むスピードがどんどん速くなってきたようだ。マオリ語の語彙は全くゼロなので、ホワイトボードで講師のヘミが紹介する単語が累積的に増えてきている。全く頭にとどまっていないので、マオ…

ランゲッジラボに行ってみた

そのマオリ語学習だが、昨日、ラボに行き、テープの使い方をスタッフから習って、使ってみたのだが、このラボはなかなか使い勝手がいい。テープは、ワイカト大学の自前の教材のようだ。テープには母語話者のモデルが入っているのだが、自分の声は、違うトラ…

母語を話す権利

彼女のこうした見解は、ごくごく普通のものなのかもしれない。 現在、ニュージーランドの小学校では、マオリ語がカリキュラムとして学ばれているけれど、ジュディは、これは問題ないと言った*1。「だけれど、ニュージーランドでは、英語なのよ」とジュディは…

マオリ語授業のクラスメートたち

ところで、大変不思議なことなのだが、何故、マオリ語の初級クラスに、これほどマオリが多いのだろうか。日本人である私やハワイから来た若い女性のアリス(仮名)など、外国人の方が生徒としては圧倒的に少ない。 隣に座っているマオリのホアニに聞いてみる…

ワイカト大学での一週目が終わる

今日でワイカト大学(The University of Waikato)での初めての一週間が終わる。マオリ語の授業にはチュートリアルという時間も設定されていて、授業全体を通じて困ったことがあれば、このチュートリアルの時間内に質問をしたり、ヘルプを求めたりできるよう…