Live performance
「モンゴル 民族と自由」(1992) 青年劇場創立60周年記念公演「失敗の研究ーノモンハン1939」を観てきた。難しい作品を俳優陣がしっかりと演じていた。無謀な戦争を防ぐには何が必要となるのか。ジェンダー問題も織り込んで追求した劇だった。 今尚繰り返され…
「豚と真珠湾」(2022) 青年劇場「豚と真珠湾 ー幻の八重山共和国」を紀伊国屋サザンシアターで観た。 沖縄本島にはこれまで数回程度しか行ったことがない。当然八重山や石垣島にも行ったことはないけれど、休みとなれば波照間島に幾度となく訪れていた同僚が…
David Byrne's American Utopia アメリカ合州国の過酷な現実の中で、「変革の可能性」を探る鬼才デビッド・バーンの傑作アート。 同じように時代閉塞状況の日本にあって、民主的人格を体現するデビット・バーンに元気づけられる。 まさに時間を忘れさせてく…
以下、朝日新聞デジタル版(2021年11月29日 16時00分)から。 朝日新聞のこの記事は、「原発テーマの高校演劇、テレビ放送されず 理由は「差別表現」なのか」という題名になっているが、今回この問題に関心をもち、個人的に調べてみた結果、私の答えは否であ…
福井県の高文連(高等学校文化連盟)。高校生の演劇部の活動で、表現の自由をめぐって問題が起こっている。現在の日本がいかに不自由なのか、いかに子どもの権利条約が無視され子どもの自由が奪われているのか、いかに大人が無自覚で堕落しているのか、よく…
YouTubeでVan Morrison の Live at Real Studio Box England 2021を観た。 日時ははっきりしないが、以下のsetlist.fmのサイトを見ると、おそらく今年の5月8日のパフォーマンスではないかと思う。 www.setlist.fm www.youtube.com Live at Real Studiosとあ…
American Utopia (soundtrack) David Byrneによるブロードウェイショーの"American Utopia"。 Spike Lee監督によって映画化された映画"American Utopia"。 映画"American Utopia"の中でのセットリスト(setlist)は以下のとおり。 理解は不十分だけれど、全21…
American Utopia (soundtrack) デビッド・バーンのショー「アメリカンユートピア」がこの9月からブロードウェイに戻ってくるようだ。公演場所は、セントジェイムズ劇場(The St. James Theatre)。 前回は、2019年10月から2020年2月まで、ブロードウェイのハド…
David Byrne's American Utopia (以下、映画紹介になるが、いわゆる「ネタバレ」部分もあるため、一度劇場で鑑賞してから読んでいただければと思う。ただ、本作品は筋がわかると面白さが半減するというような作品ではない。何度でも鑑賞体験したくなる作品…
以下、朝日新聞デジタル版(2021/4/24 23:36)から。 25日に4都府県に出される緊急事態宣言を受けて、東京都内に四つある寄席は、客数を定員の半数以下に減らして通常通り興行をすることを明らかにした。都から無観客での開催を要請されたが、例外規定である「…
新型コロナウィルス対応で公演中止・延期が増加するなか、中止・延期が心配されたが、井上ひさし作「天保十二年のシェイクスピア」を観に行った。 素晴らしい舞台だった。 スタンディングオーベーションだった。 アンコール舞台挨拶で、高橋一生さんが、明日…
イヌの仇討 井上ひさし作「イヌの仇討」を観てきた。 こまつ座公演。東憲司・演出。
リリアン・ヘルマン作「子供の時間」を観てきた。 「子供の時間」はいうまでもなく、リリアン・ヘルマンの古典だ。
学生時代、「多すぎた札束」「夜の笑い」など、飯沢匡の劇はいくつか観たことがある。 今日は、飯沢匡作・青年劇場による「もう一人のヒト」を観てきた。
井上ひさし作、栗山民也演出「夢の裂け目」を観てきた。 「夢の裂け目」は今回はじめて観たが、井上ひさし氏の東京裁判観が出ていて面白かった。 むずかしい戯曲だったが、役者陣が頑張っていた。 特筆すべきは田中道子役の唯月ふうかさんだろう。歌声も素晴…
昨日のことだが、青年劇場の「きみはいくさに征ったけれど」を観てきた。 「きみはいくさに征ったけれど」は、素晴らしい舞台だった。 それは、第一に、大西弘記氏の戯曲のすばらしさだ。「きみはいくさに征ったけれど」は、戦中の竹内浩三をあつかっている…
昨夜、井上ひさし原作、こまつ座&パブリックシアターの「シャンハイムーン」を観てきた。 凝り性の井上ひさしらしい練り込まれた戯曲で、演じる側の力量が問われる、演じるのにむずかしい戯曲と思った。 主演は野村萬斎。 脇を、広末涼子、鷲尾真知子、土屋…
以下、朝日新聞デジタル版(2017年11月6日16時51分)から。 広島市中区の市立基町(もとまち)高校の生徒たちは10年前から、広島原爆の被爆者の体験を絵に描いている。その活動をモデルにした舞台劇「あの夏の絵」が7日、上演を続けてきた東京の劇団「青…
以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月29日11時35分)から。 戦時下最大の思想・言論弾圧とされる「横浜事件」を劇団「青年劇場」(東京都新宿区)が舞台化し、11月に上演する。神奈川県警特別高等課(特高)に逮捕された当時の中央公論編集長、故藤田親昌…
選挙投票日前日だが、ニュースペーパーライブ2017を観てきた。 実際のニュースが喜劇的であり、悲劇的であり過ぎるので、いつもの社会風刺コントに埋没感があって楽しめなかった。 実際の政治のほうが、喜劇的でり、悲劇的であってはならないのだろう。
「円生と志ん生」は前に観たことがあるが、「円生と志ん生」を観てきた。 前回は、円生役に辻萬長さん、志ん生役に角野卓造さんだった。今回は、円生役に大森博史さんが、志ん生役にラサール石井さんが演じた。 前回は10年前。この舞台を観たが、初演は12年…
本作品を観劇して、つくづく感じたことは、今さらながらシェイクスピアが偉大な作家であるということだ。 本作品はシェイクスピアの書いた「問題劇」のひとつという。そんなことより、本作品は、現代日本にも通じる人間のありようが見事に表現されていること…
矢野顕子さとがえるコンサートに行ってきた。昨年に引き続いて、矢野顕子の脇をかためるのはTin Pan。ベースが細野晴臣。ギターが鈴木茂。ドラムスが林立夫。 選曲で少し驚いたのは、はっぴいえんどの「抱きしめたい」。 矢野顕子の「ひとつだけ」は名曲。で…
笑福亭鶴瓶の落語会にまた出かけた。 鶴瓶さんにはうんと稽古をしてもらって、鶴瓶さんのもっと完成度の高い落語を聞いてみたい。 まだまだ噺家としての成長の余地が広がっている。
笑福亭鶴瓶の落語会に出かける。
今年も鶴瓶さんの落語会に行く。 まず、鶴瓶噺。 そして「山名屋浦里」。 江戸留守居役・酒井と吉原一の花魁・山名屋の浦里との友情物語である「山名屋浦里」は前に聞いたことがある。 タモリさんがもってきた本当の話だという。 でも客は本当の話か嘘の話か…
ピーター・バラカン(Peter Barakan)氏のLive Magic Vol.2に行ってきた。 今回観たのは、Oki Dub Ainu Band。Gurrumul。Tin Pan Special Guest Kubota Makoto& Kosaka Chu。Dayme Arocena。 それぞれ良かったが、とくに良かったのは、なんといってもオースト…
できのよい劇の場合、何度も観たくなって困る。 これはもっとよくなるだろう。よくなるはずだと思う劇も、また観たくなるから、これまた困る。 「マンザナ、わが町」は、本公演の初日の頃に観たから、後者だった。 これはもっとよくなるだろう。よくなるはず…
「十一ぴきのネコ」は前に観たことがある。前回観たときは、いつだったか。 「子どもとその付添いのためのミュージカル」という副題がついているのだが、他人の子どもだが、たくさんの子どもと観る機会も貴重だ。 開演前から、たくさんのノラ猫が会場の子ど…
原作シェークスピア。蜷川幸雄演出。 男性俳優だけで女性役を演じる劇。 「ムサシ」で小次郎役を演じた溝端淳平さんが女役に扮した。