Reading books
ボアソナアド 大久保泰甫著「ボワソナアド」(岩波新書)を読んだ。 日本史における西洋と東洋との接触。困難であった翻訳作業。今後、日本はどうあるべきか等々のテーマに興味があり、ときたま乱読だが、ここ数年、中江兆民や福沢諭吉、デカルト、ルソーな…
本書の「はじめに」で書かれているとおり、小径車の自転車は「コンパクトなサイズなので、使う際の精神的なバリアが低い」。また、「軽いので、小柄な人や非力な人、脚力が弱くなったお年寄りなどでも扱いやすい。年をとって多少体力が衰えてきても、小径車…
パックンこと、パトリック・ハーラン氏の「ツカむ!話術」をたいへん面白く読んだ。 話すときに大切なことが、とてもわかりやすく書いてある良書である。 印象に残った点はたくさんあるが、たとえば、「対話のマナー、エチケット」のこと。 意見の違いはあっ…
本はよく買うが、すぐ読まずにそのままというものもある。 湯浅学氏の「ボブ・ディラン ロックの精霊」(岩波新書)もそうした一冊だった。 かなり前から積読状態だったと思っていたら、2013年11月の出版だった。 今回時間がとれたので、読んでみた。 聞いた…
子ども向けシリーズの"Who Is Bob Dylan?"を読んだ。 Bob Dylanは、現在、Never Ending Tourとして来日中。
岩波新書で「いま平和とは」を読んだ。 著者は最上敏樹氏で、これまでこの著者の書かれた本を読んだことはなかったが、いろいろと参考になることが書かれていた。
俺が小学生のころ、「暮らしの手帖」という雑誌はとても身近にあった。 俺の親父が近くの本屋から毎月取り寄せていたからだ。 「暮らしの手帖」は、まず表紙がすてきだった。 美的にうつくしい雑誌だった。 その特集がまたよかった。 洗濯機だの、冷蔵庫だの…
三浦敬三さんの「100歳、元気の秘密 (祥伝社黄金文庫)」をたいへん面白く読んだ。 生きる意味をどのように考えるべきか、食事のこと、健康の維持の仕方など、たいへん参考になる。
これは昨年読んだのだが、「TEDトーク 世界最高のプレゼン術」を読んだ。 スピーチが大の苦手な私には、結構役に立った。といっても、それでプレゼンやスピーチがうまくなったわけではない。 何が参考になったかというと、たとえば、「核となるひとつのアイ…
ちくま文庫の「映画をたずねて 井上ひさし対談集」を読んだ。 これは題名のとおり、井上ひさしさんの対談集で、相手は、黒澤明、山田洋次、渥美清、小沢昭一、高峰秀子と、とても面白い対談集なのだが、これまでつまみ食い的に読んでいて、読了していなかっ…
「ベスト・アルバム2013」特集の「Music Magazine」1月号を買って、これを斜め読みをして街に出かけた。 いくつか気になったCDを買い求めるためだ。 で、自宅から電車を乗り継いで、以前よく通っていたCD屋さんに行くと、これが閉店。別の店に行くと、こちら…
特定秘密保護法案が6日深夜に成立した。 賛成130票、反対82票であった。 成立を受け、朝日新聞社が全国緊急世論調査を実施した。 秘密保護法の国会での議論が「十分だ」は11%にとどまり、「十分ではない」が76%に達した。 賛否については「賛成」が24%、…
購入しても本棚に置いたままで読まない本というのは、たくさんではないけれど結構ある。 岩波新書の「マルコムX」(2009年)もそうした中の一冊だった。 学生時代に、アレックス・ヘイリーの「マルコムX自伝」の洋書を手にしてから、マルコムXについては随…
丸谷才一氏の「合本 挨拶はたいへんだ」を読み終えた。 丸谷氏の結婚披露宴での挨拶、告別式での別れの挨拶、授賞式での挨拶と、さまざまな挨拶が収録されているのだが、丸谷才一氏の交遊録にもなっている。 それで感じるのは、自分のこれまでの読書の偏りで…
丸谷才一氏の本をこれまで全く読んだことがない。 今回「合本 挨拶はたいへんだ (朝日文庫)」を注文して読み始めた。 これがたいへん面白い。 もっと早めに読むべきであった。 最近つくづく思うのだが、いろいろなことに不勉強である自分を恥じ入るばかりで…
教師をしているくらいだから話は得意である。 そう言いたいところだが、希望に反して、私の場合そんなことはまるでない。 そんなことはないどころか、全くもって下手くそである。 では何故教師になんかなったのかと言われそうだが、その理由は簡単明瞭。 話…
「天才監督 木下惠介」を以前大変面白く読んだことがある。 「新編天才監督木下惠介」が本屋に積まれていたので、これを買い求めて読んでみた。 大変厚い本だが、二日間で一気に読んで、これが大変面白かった。 「二十四の瞳」「楢山節考」「笛吹川」の箇所…
黒澤明監督の「椿三十郎」は思い出も思い入れもあるし、好きな黒澤映画の1本である。 何度も見ているが、黒澤明のDVDは高いこともあって、今までは見たい時に借りてきて観ていた。 2010年に出た小学館の「黒澤明 memorial 10」というシリーズが本屋にあった…
中沢啓治さんの「はだしのゲン」が世界的に話題になっているという。 その中沢さんの「わたしの遺書」を読み始めた。
「日本デモクラシー論集」を読み始めた。岩波現代全書からの一冊。 旧字体は新字体に置き換えられてはいるが、副題に「原典で読む」とあるように、基本は「原典」であるから、正直読みづらいところがある。 また、どのような論稿を選ぶかが肝心であり、また…
伊藤真さんの「憲法問題 (PHP新書)」を読み始めた。 これまで私は伊藤真さんの本をたくさん読んでいるわけではないが、伊藤真さんの本はよく整理されていてわかりやすく、また大変ためになる。 第八章の「立憲主義の歴史をたどる」を最初に読んだのだが、大…
近所の書店で「週刊金曜日」の「憲法 特別編集」を見つけ、買い求めて、読んでみた。 副題に「あなたにも責任がある 知らなかったじゃすまされない」とある。 赤川次郎さん、内田樹さん、東ちづるさん、伊藤真さん、想田和弘さん、三國連太郎さんら、各氏の…
「吉野作造評論集 (岩波文庫)」を読み始めた。 高校時代の日本史で「民本主義」の吉野作造についての名前はもちろん知っていたが、その評論集などこれまでに読んだことはなかった。 冒頭の「憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず」の論稿では、立…
宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」は、本日封切りである。 劇場に足を運ぼうと思っていたが、まだ見る機会をもてていない。 ところでスタジオジブリが発行している「熱風」という小冊子があるようで、私は一度も見たことはないが、この「熱風」は毎月無料発行し…
伊藤真さんの「憲法は誰のもの?――自民党改憲案の検証 (岩波ブックレット)」を読んだ。 副題に「自民党改憲案の検証」とあるように、憲法の改憲問題がよく整理されて書かれている。 とくに「立憲主義」について、「法律と憲法では矢印の向きが逆だ」というの…
30年前の1983年に発行された初版の改定新版『「日本国憲法」なのだ!』を読んだ。 赤塚不二夫さんは俺が小学生時代に爆発的に読まれていた漫画家の一人。手塚治虫さんをはじめ、寺田ヒロオ・藤子不二雄・石森章太郎ら、トキワ荘住人の一人でもある。後年、タ…
1776年に出版された「コモン・センス」というパンフレットは、3ヶ月で12万部、総計50万部が売れたといわれている。当時のアメリカ人の人口からして、字の読める人間のほとんど全員が読んだといわれるほどのベストセラーであった。 思想というものが時代精神…
「私は女性にしか期待しない (岩波新書)」とは、すごいタイトルである。 もしこの題名が「私は女性に期待する」だとしたら、内容的にも響きとしても弱いということなのだろう。 「私は女性にしか期待しない」というタイトルは、女性・男性という性差で、言い…
"Who Was..." seriesは、小学生向けだろうか。子ども向けの"Who Was..." seriesの"Who Was Mark Twain"を読んだ。 "The Adventures of Tom Sawyer"は、Mark Twain(Samuel Langhorne Clemens)の子どものときの体験をもとに書いた作品。 面白いアイデアやいた…
「ラジオのこちら側で (岩波新書)」が大変面白かったので、ピーター・バラカン(Peter Barakan)氏の「魂(ソウル)のゆくえ」を読み始めた。 これも大変面白い。 もう大昔のことだが、俺が中学生になったときは、Beatlesも、"Hello, Goodbye"(1967)がはやってい…