Peacemakers

「戦後70年 益川敏英さん「憲法9条を守ろう、どんな小さな声でも集まれば大きな声になる」」

以下、毎日新聞(2015年8月14日)から。 国家は巧みに国民すべてを取り込み、精神動員をする 戦争に対し、一人一人の市民はどのように向き合うべきなのか。国家権力の巨大な意志に対し、どのように相対していけばいいのか。ノーベル物理学賞を受賞し、記念講…

「科学者は戦争で何をしたか」を読んだ

2008年にノーベル物理学賞受賞。素粒子理論が専門だから、私はこれまで益川敏英氏の本を読んだことはなかった。 安保法制、解釈改憲を批判する益川教授の本ということで「科学者は戦争で何をしたか (集英社新書)」を読んでみた。 益川敏英先生の「甘いといわ…

「反戦・反原発訴える、菅原文子さん 自分の頭で考え発言を」

以下、毎日新聞(2015年8月6日)東京夕刊特集ワイドから。 戦後70年の夏、この国は曲がり角にある。安倍晋三政権は、反対意見を押し切るように安全保障関連法案の成立を目指す。東京電力福島第1原発事故が収束していないのに、川内原発(九州電力)の再稼…

「安保法案に抗議声明 益川氏ら学者150人が会見」

以下、朝日新聞デジタル版(2015年7月20日21時09分)より。 「安全保障関連法案に反対する学者の会」に賛同する大学教授ら約150人が20日、東京都内で記者会見し、安保法案に対し「世論調査で反対多数の状況での強行採決は、国民の意思を踏みにじる立憲…

「父と暮せば」を観た

>父と暮せば 井上ひさし作。 辻萬長さん、栗田桃子さん。 スタンディングオーヴェイションものだった。

「私の「戦後70年談話」」を読んだ

各氏の「戦後70年談話」である「私の「戦後70年談話」」(岩波書店)を読んだ。 ちばてつや、山田太一、ジェームス三木、山田洋次、ダグラス・ラミス、宝田明、野中広務ら、各氏の「戦後70年談話」は、大変ためになる。 戦後に生まれた俺の小学生時代のヒー…

「『戦争する国』へすすむ安全保障関連法案に反対します 」(安全保障関連法案に反対する学者の会)

以下、「安全保障関連法案に反対する学者の会」の声明文から。 http://anti-security-related-bill.jp/ 「戦争しない国」から「戦争する国」へ、戦後70年の今、私たちは重大な岐路に立っています。安倍晋三政権は新法の「国際平和支援法」と10本の戦争関連法…

「派遣自衛隊員の自殺者はイラクで29人、インド洋25人」

以下、朝日新聞(デジタル版2015年5月28日07時28分)から。 2003年から09年までイラクへ派遣された自衛隊員のうち、在職中に自殺で死亡したと認定された隊員が29人いることがわかった。27日の衆院の特別委員会で明らかになった。防衛省によると、…

「「政府は話し合いを」翁長知事、日本記者クラブで会見」

以下、朝日新聞(デジタル版2015年5月20日12時58分)から。 沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は20日午前、東京都千代田区の日本記者クラブで会見した。日米両政府が進める米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設計画について、…

「安保11法案、今国会で成立「必要ない」60% 朝日新聞社世論調査」

以下、朝日新聞(デジタル版2015年5月19日05時00分)から。 朝日新聞社は16、17の両日、全国世論調査(電話)を実施した。自衛隊による米軍への後方支援の範囲拡大などを含む安全保障法制の関連11法案について、いまの国会で成立させる必要があるかど…

「(終わりと始まり)憂国のラップ 日本の若者は歌えるか 池澤夏樹」

以下朝日新聞(デジタル版2015年5月12日16時30分)から ふらりと入った「逗子海岸映画祭」がその晩は「アート・オブ・ラップ」を上映していた(公開は二年ほど前)。 有名ラッパーであるアイスTが仲間たちを訪ねて話を聞き、少しばかり歌ってもらう。ニュー…

「移設阻止「仁義」の心で 「同志的連帯」菅原文太さんの妻 辺野古基金1億円超す」

偏見もあるが、暴力シーンを見たいと思ったことがないため、これまでヤクザ映画を観たいと思ったことがない。 だから、相次いで亡くなった高倉健さんや菅原文太さんの若い時分の任侠ものやトラック野郎などの映画を1本も観たことがない*1。けれども、菅原文…

「大江健三郎氏、安倍首相呼び捨て批判「彼が話したことはウソだと思う」」

以下、スポーツ報知 5月3日(日)18時10分配信から。 日本国憲法の施行から68年を迎えた3日、各地で憲法記念日にちなんだ集会が開かれた。横浜市の臨港パークで行われた「5・3憲法集会」では、ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏(80)らが参加。大江氏…

「「憲法守り、生かそう」 大江さんら横浜で集会」

昨日は憲法記念日。 以下、神奈川新聞から。 憲法記念日の3日、改憲に反対する「5・3憲法集会」が横浜・みなとみらい21(MM21)地区の臨港パークで開かれた。「戦争・原発・貧困・差別を許さない」をテーマに3万人(主催者発表)が参加し、護憲派…

「「改憲の動き、自覚を」 同志社大卒業式、総長の祝辞話題」

同志社大学総長の卒業式式辞が話題になっているという。 「個人主義」の重要性の指摘ということでは、夏目漱石の「私の個人主義」が思い出される。 小森陽一教授の朝日新聞の記事を読んで、有名な漱石の「私の個人主義」という講演から昨年で100年になること…

「絶望の時代 抵抗のために書く」

朝日新聞の夕刊で連載中の「人生の贈りもの」。 今回は、作家・作詞家のなかにし礼さん。 以下、朝日新聞から。 ――戦後70年を前に、昨年12月に開いた新宿のライブでは憲法への思いも語りました。 今まで日本に戦争が起きなかった最大の理由はね、憲法第…

「明日戦争がはじまる」

「明日戦争がはじまる」という詩がインターネット上で話題になっているという記事を昨日の朝日新聞(夕刊)で読んだ。この詩は詩人の宮尾節子さんの作品で、「明日戦争がはじまる」という詩の存在を私は初めて知った。 この詩を読んでわたしは、陸井三郎氏の…

「(集団的自衛権)敵兵殺す覚悟、できなかった 石田雄・東大名誉教授」

以下、朝日新聞(デジタル版2014年6月17日16時30分)から。 「人殺しを命じられる身を考えて」。本紙「声」欄に10日、そう題した投稿が載った。投稿者は、太平洋戦争の軍隊経験を持つ政治学の碩学(せきがく)、石田雄(たけし)・東大名誉教授(91)。…

「ムサシ」特別版DVDを観た

井上ひさし作・蜷川幸雄演出の「ムサシ」の初演(2009年)は、リアルタイムで観ていない。 今回、「ムサシ特別版DVD」を購入して見た。 小次郎役は小栗旬。沢庵役は辻萬長。 初演ぎりぎりに台本ができあがったという裏話など、特典DISCがあって楽しめる。 井…

「(声)人殺しを命じられる身を考えて」

以下、朝日新聞(デジタル版2014年6月10日05時00分)から。 大学名誉教授 石田雄(東京都 91) 積極的平和主義であれ、集団的自衛権の解釈によってであれ、海外での武器使用を認めることになれば、敵とされた人を殺す任務を果たす兵士が必要となります。旧…

フォークシンガーのピート・シーガーさん、亡くなる

The Essential Pete Seeger フォーク・シンガーのピート・シーガーさんが亡くなった。 Pete Seegerといえば、"We shall overcome"で有名であるが、高校生の俺が音楽に興味をもったのは、なんといっても、アメリカンフォークソングリバイバルの影響があった。…

ノーム・チョムスキー、ジョン・ダワー氏らの反対声明

以下、1月7日付の辺野古の海兵隊基地建設に対する反対声明。 Wednesday, January 08, 2014International Scholars, Peace Advocates and Artists Condemn Agreement To Build New U.S. Marine Base in Okinawa See below for list of media reports on this …

雑誌タイム(アジア版)のネルソン・マンデラ特集号

雑誌タイム(アジア版)のネルソン・マンデラ特集号(Time Asia NELSON MANDELA December 16, 2013)を買い求めた。 表紙に"Protester, Prisoner, Peacemaker Nelson Mandela 1918-2013"とある。 いうまでもなく、"Protester, Prisoner, Peacemaker"は、頭で韻…

井上ひさし作「ムサシ」

井上ひさしの「ムサシ」の単行本には、その帯に、「井上ひさしの遺志を伝える最高傑作」とある。 井上ひさしの劇を全部観ているわけではないけれど、俺は比較的観ているほうだろう。 それで、この「最高傑作」という評価に特別異論はない。 死んだ者が生きて…

「ムサシ ロンドン・NYバージョン」を観てきた

井上ひさし作・蜷川幸雄演出の「ムサシ ロンドン・NYバージョン」を観てきた。 「ムサシ」は今回2回目の観劇だから、細部は別にしてあら筋はわかっていた。竹林などの舞台芸術や音楽に至るまで、「ムサシ」という作品の素晴らしさはわかっていたから、今回の…

「教育が平和をつくる」

パキスタンで女子教育の権利を訴えて銃撃されたマララ・ユスフザイさん(16)が「教育が平和をつくる」「ペンと本がテロを打ち負かす武器だ」とスピーチで述べたと朝日新聞が報じている。 読書と知識と教育が、世界平和を創出する唯一の方法だと心から信じて…

大竹しのぶの「まあいいか」

朝日新聞で、女優の大竹しのぶさんの「まあいいか」というコラムが始まっている。 4月12日付のコラムで、井上ひさしさんのことについて、大竹さんが触れられていた。 次の箇所はおかしく、ほほえましい。 11年前、林芙美子の生涯を私が演じた井上さんの「太…

映画「インビクタス」を再度観た

映画「インビクタス」では、ネルソン・マンデラの指導性、指導者のやる気を観察できる。 暴力や排撃、非寛容に対して、寛容の精神で、対立・矛盾を乗り越えようとする闘い方を学ぶことができる。 クリント・イーストウッド監督のこの映画製作に対するやる気…

「はだしのゲン」を描いた中沢啓治さんの訃報

自らの被爆体験をもとにした漫画「はだしのゲン」の作者・中沢啓治さんが亡くなった。73歳だった。 子どものころ、大の漫画好きで、あれこれ読んでいたが、中沢啓治さんの画風は、実はそれほど好みではなかった。 ただ、「はだしのゲン」は、苦難にもめげず…

「ぼくも原発に反対です」(手塚治虫)

10月23日の朝日新聞夕刊の「原発とメディア」に「偽アトム」の話が載っていた。 「鉄腕アトム よみがえるジャングルの歌声」という漫画冊子が1978年3月に発行されたが、これは手塚治虫さんが描いたものではなく、漫画社という「国や企業などの依頼を受けて漫…