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南半球のスキー場(3)

Skiing in Australia (courtesy of "Unsplash") Lonely PlanetのAustraliaガイドブックによると、Charlotte Pass (標高1780m)は、Mt Kosciuszkoのふもとにあって、最も標高の高い、そして最も古いスキー場のひとつであり、オーストラリアでも他から離れた…

南半球のスキー場(2)

Skiing in Australia (courtesy of "Unsplash") コロナ禍のいま行けるわけもないのだが南半球はオーストラリアのスキー場を調べている。 昨日紹介したPerisher Blueというオーストラリアのスキー場は、New South Wales 州にあるMt Kosciuszkoの周辺のスキー…

南半球のスキー場(1)

Skiing in Australia (courtesy of "Unsplash") コロナ禍にあっていま私達はさまざまな活動を制限せざるをえない状況に置かれている。 コロナウィルス感染は夏場はそれほど広がらないのではないのではないかという当初の予想は大きくはずれ、日本ではコロナ…

"The Catcher in the Rye"を再読した

The Catcher in the Rye "The Catcher in the Rye"を再読した。 今回小説を読んだついでに、よくある教科書ガイドのようなサイトもチェックしてみた。クイズもあったので、やってみた*1。100点満点とまではいかなかったが、かなりできた。これまで何度となく…

「バックカントリースキー&スノーボード (入門&ガイド)」を読んだ

5年前くらいになるだろうか。書店で「バックカントリースキー&スノーボード (入門&ガイド)」(伊藤フミヒロ著)を手にしたことがあった。ゲレンデスキーヤーとしての技術もないのにバックカントリースキーは無茶だ。にもかかわらずパラパラと眺めて購入して…

「特集 50年の邦楽アルバム・ベスト100」(MUSIC MAGAZINE)

本屋で雑誌を立ち読みしていて、久しぶりに雑誌「ミュージック・マガジン」を手にとったら、特集が「50年の邦楽アルバム・ベスト100」だった。もうひとつの特集は「細野晴臣」だった。ミュージック・マガジンは創刊50周年ということで、今月号は記念号という…

「なぜ大谷翔平はメジャーを沸かせるのか」を読んだ

ロバート・ホワイティング著「なぜ大谷翔平はメジャーを沸かせるのか」を読んだ。 ロバート・ホワイティングの書いたものでは"You Gotta Have Wa"(「菊とバット」)を面白く読んだ記憶がある。 今回題名に惹かれたこととロバート・ホワイティング氏が書かれ…

井上ひさし「日本語教室」を再読した

井上ひさし著「日本語教室」は、2001年10月から上智大学で、月一回、都合四回おこなわれた講演会をもとにした新書。 これを再読した。 第一講「日本語はいまどうなっているのか」では、「アメリカ中心のグローバリズム」に、「言語の面から反対」する立場で…

大野晋「日本語練習帳」を再読した

たとえば、「通る」と「通じる」はどう違うのか。 「明白な」「明確な」「鮮明な」「明晰な」は…。 カタカナ語の増大をどう考えるか。 語彙の違い、語彙の使い方、語彙の問題が、Ⅰの「単語に敏感になろう」の章である。 Ⅱの「文法なんか嫌いー役に立つか」は…

「日本語に主語はいらない」を再読した

以前読んだ金谷武洋著「日本語に主語はいらない」(2002年)を再読した。 いくつかの例文と説明に納得し難いものがあったが、「日本語に人称代名詞という品詞はいらない」「日本語に主語という概念はいらない」、助詞「は」、「日本語の自動詞/他動詞をめぐ…

川崎哲著「核兵器はなくせる」を読んだ

「核兵器は必要悪ではなく絶対悪」とサーロー節子さんはICANのノーベル平和賞授賞式で述べた。 たとえば、タバコを吸った高校生を指導する教師が、タバコを吸いながら指導をするのでは、説得力に欠ける。タバコの害を説くならば、いっしょにタバコを止めたほ…

マーク・ピーターセン氏の「英語のこころ」

英語のこころ マーク・ピーターセン氏の「英語のこころ」を斜め読みした。 マーク・ピータセン氏の岩波新書「日本人の英語」「続 日本人の英語」「実践 日本人の英語」は読んだ。とくに「日本人の英語」「続 日本人の英語」は何度か読み直した。 「あとがき…

杉山進著「遥かなスキー」を再読した

杉山進著「遥かなスキー」を再読した。 以下、ノルウェーの極地探検家・フリチョフ・ナンセンが残した言葉として、以下が「スキーの原点」の小見出しのもとで引用されている。 「あらゆるスポーツの王者の名に値するスポーツがあるとすれば、それはスキーで…

「城山三郎と久野収の「平和論」を読んだ

斜め読みだが、「城山三郎と久野収の「平和論」」を読んだ。 憲法論議をするとき、歴史を深く学ぶ必要があると思う。そして多角的に考えることが大切である。

「上を向いて歌おう 昭和歌謡の自分史」(永六輔 聞き手=矢崎泰久)を読んだ

「上を向いて歌おう 昭和歌謡の自分史」を読んだ。 作詞家の永六輔による昭和歌謡の名曲の数々を話し合う。聞き手は矢崎泰久氏。 水原弘の「黒い花びら」(1959年)、「黄昏のビギン」(1959年)。 坂本スミ子の「夢であいましょう」(1961年)。 坂本九の「上…

"Harry Potter and the Philosopher's Stone"を読んだ

J.K.Rowlingのファンということではないが、"Harry Potter and the Philosopher's Stone"(1997)を読んだ。 久しぶりにDVD映画「ハリー・ポッターと賢者の石」(2001年)も観た。 Stephen Fry*1による朗読*2もあり、オーディオブックだと約8時間の長さになる…

山室信一著「憲法9条の思想水脈」を読んだ

憲法9条の思想水脈 (朝日選書823)を読んだ。 憲法の提唱している平和主義の基軸と構造を総合的に考えること。 それぞれの思想は単純ではなく、対抗・拮抗している。その構造をとらえること。 歴史的に総合的に考えることが重要であることを、本書を読んで、…

岡本太郎の「自分の中に毒を持て」を読んだ

岡本太郎の自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)を読んだ。 その冒頭からしてすごい。 人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在…

「知らなかった、ぼくらの戦争」を読んだ

アーサー・ビナード編著「知らなかった、ぼくらの戦争」を読んだ。 感想をいくつか述べると、第一に、コトバについてである。 編者のアーサー・ビナード氏が詩人であること、ミシガン生まれのアメリカ人であることから、ひとつひとつのコトバに対して、鋭く…

串田孫一・二宮敬編「渡辺一夫 敗戦日記」を読む

フランス文学者・渡辺一夫の本はあまり読んだことがなかったが、ヒューマニズム考―人間であること (1973年) (講談社現代新書)、狂気について―渡辺一夫評論選 (岩波文庫)、痴愚神礼讃 (中公クラシックス)など、興味深く読んだ本もある。 戦後、日本の作家たち…

「サリンジャー」(デビッド・シールズ/シェーン・サレルノ)

J.D.サリンジャーは、第二次世界大戦の体験によって、戦後、PTSDで苦しんだ作家として知られている。 従軍時のさまざまな困難の中のひとつとして、サリンジャーが、兵士として、1945年4月に、アメリカ軍によって解放されたばかりのドイツのカウフェリング第4…

本多顯彰著「指導者 この人びとを見よ」を読んだ

書庫の書棚にあるほとんどの本は俺が自分で買ったものだが、その中に、何冊か他人からいただいたものがある。 誰からいただいたのか、記憶ははっきりしないのだが、「指導者 この人びとを見よ」本多顯彰(光文社・カッパブックス)という本もそうした一冊で…

J.D.Salingerの"The Catcher in the Rye"を再読した

David Shields/Shane Salernoが編んだJ.D.Salinger(Jerome David Salinger)に関する"Salinger"という本がある。 サリンジャーに関わりのあった人たち*1の証言をもとにしたサリンジャーの”自伝”だ。 若き日のサリンジャーは、ノーベル文学賞を受賞した劇作…

「中高年のためのらくらく安心運転術」を読んだ

日本の都会に住んでいるのなら、車は必要ないと思ってきたし、今もそう思っている。 本屋に立ち寄ったり、レコード屋に立ち寄るのが好きだったから、都会では、電車で十分と思ってきた。 免許をもっていなかった若いときに、はじめての海外であったアメリカ…

「快感自転車塾」を再読した

これまでに何度となく楽しく読んでいる長尾藤三さんの快感自転車塾―速くはなくともカッコよく疲れず楽しく走る法。を再読した。 長尾さんの本は何度読んでも面白い。

書評を読むと、どれもこれも読みたくなって困る

いまモノを捨てて身辺整理をしているのだが、新聞の日曜版の書評を読むと、どれもこれも読みたくなって困る。 本日の朝日新聞の書評欄をざっと眺めていても、次のものが読みたくなった。 「チャップリン 作品とその生涯」大野裕之(中公文庫) 「服従」ミシ…

長尾藤三さんの「70歳のロードバイク」を読んだ

長尾藤三さんのジテンシャの本はどれも面白い。 今回はじめて70歳のロードバイク―生涯自転車計画スタート!を読んだ。 1ページ1ページ、楽しんで、いっきに読むことができた。 最後に、スキーヤーの三浦敬三さんに触れていたのは、さすがです。 これは、ジテ…

久しぶりに長尾藤三さんの「バイシクル・バイブレーション」を再読した

バイクに30年も乗っていた長尾さんが40代のときにバイシクルに3年乗った体験をもとにして本書は書かれた。 ロードレーサーの面白さに気づいて書かれたこの本「バイシクル・バイブレーション」(1989年)は相当に面白い。 本書からたくさん紹介したいが、少し…

「学びとは何か ー<探求人>になるために」を読んだ

今井むつみ著「学びとは何か――〈探究人〉になるために (岩波新書)」を面白く読んだ。

池澤夏樹「知の仕事術」を読んだ

本は読むほうだと思うが、小説まで手が出せないため、小説はほとんど読んでいない。池澤夏樹さんの小説も例外ではなく、一冊も読んだことがない。 「知の仕事術 (集英社新書)」を、全体として面白く読んだ。 とくに「水俣病の民衆史」の紹介。 また冨山太佳…